不動産仲介における大手企業の特異性とは
不動産仲介は極めて特殊な業界と言えます。
それは財閥系を含めた大手の不動産会社に、極めて中途採用が多いということです。
たとえば電気製品メーカーで言えば三菱電機、金融で言えば三井住友銀行、三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、野村證券、船で言えば商船三井などの財閥系の会社、大手の会社は新卒採用が殆どです。
そして、これら大手の企業には、学歴フィルターがあります。
学歴が有効なフィルター機能を果てしているかについてはここでは論じませんが、学歴フィルターがあると入社するのが狭き門であることは間違いありません。
一方、不動産仲介は学歴フィルターは全くありません。
非常に敷居が低い業界と言えます。
飲食業界と並んで、敷居が低い業界です。
そして売上数字さえ上げれば、評価されます。
逆に売上数字を上げないと、毎日罵倒されます。
それゆえ、転職が多くなります。
そして不動産仲介会社はいつも人手不足なので、常に求人を出しています。
ブランド力があり、なんとなく信用出来そうな大手不動産会社とはいえども、実際には転職組ばかり、というのはそんな背景があるのです。