東京に不動産は買っていいのか
東京の不動産は高い。
千葉や埼玉のちょっと先とは、比べ物にならない。
マンションで言えば、東京でまともなマンションを買えば5000万円はかかるだろう。
神奈川でさえ、うまくすれば2000万円代でマンションが買えたりする。
はたして、東京で不動産を買うのは正解といえるのだろうか?
私は、東京で不動産を買うのはアリだと思う。
なぜなら、価格が保たれるからだ。
不動産の価格は需要と供給で決まる。
不動産の需要が何で決まるといったら、人口だろう。
今後日本は人口減の時代に突入していくが、東京だけは人口が増える見込みだ。
つまり、需要が増えるということだ。
供給は、新しい住宅の開発を指す。
しかし東京は、特に23区は、もう新しい住宅を建てる場所が殆ど残っていない。
こないだ新築マンションで小菅の東京拘置所(刑務所)の隣地に新築マンションが建った時には心底たまげた。
人の住む場所とは言い難い。
東京拘置所はただの刑務所ではなく、死刑囚が収監され、死刑が実行される場所だ。
そんな場所にしか、もうマンションを建てられないのだ。
だから、東京の不動産は供給も限られている。
確かに東京の不動産は高いが、
これからも東京の不動産は高いままだろう。
もちろん、住宅を買うのは、金のため、損をしないためだけではない。
木造の戸建なんて、20年も住めばダメになるが、それでも20年は幸せな生活を送れるだろう。
そもそも賃貸住宅がない地域だってある。
ただ、東京の不動産は、利便性があって、資産価値も落ちにくいがゆえに、高いということだ。